二輪車に乗り始めたころには、いろいろと不具具合が発生して苦労しました。
バイクの運転だけでなく、メカのことなどまったく知らない素人でしたから・・・。
一つ不具合が起こるたび、ネットの検索をしまくりです。
それでも修理屋さんに駆け込まず、今まで乗り続けてきました。
そんな素人のわたしが、手探りでメンテナンスしてきたことをまとめました。
目次
バイクのエンジンが・・・掛からない!!
たまにはバイクに乗って、どこかに行こうと思い立ちました。
そしてしばらく乗っていなかった、バイクのホコリを払い
「さあ出かけるぞ」とキーを差し込みエンジンに点火。
しかしわたしのバイクは
うんともすんとも言わず、一向にエンジンがかかる様子もありません。
キーを差し直し、
セルスイッチをいくらまわしても起動せず・・・、
なんど繰り返しても手応えが感じられません。
「おいおい、どうしっちゃったのよ」と、バイクに言ってみても虚しいだけでした。
どうやら、バッテリィーが上がっているようでした。
実は、今回が初めてというわけではありません。
まだ寒かった春先、
バイクに跨り、ツーリングへといさんで乗ってみたのですが・・・
エンジンはかからず、取りやめにしたことがありました。
やはりバッテリーの不具合?
わたしはそれほどメカに、強い方ではないと自認しています。
ですからバイクの構造には、当然詳しいほうではありません。
しかしバイクのエンジンが、
かからないということは、原因も電気系統の不具合と想像はできました。
そこで思いつくのは、やはりバッテリーです。
セルモータは、はじめ力は弱いものの回った気配はありました。
しかし何度もしないうちに、反応はしなくなってしまいました。
そこからバッテリーまでの配線には、不具合がないと想像はしました。
とはいっても、素人考えでしたが・・・。
あいにくわたしの周りには、
相談できるようなバイクに詳しい友人もいません。
仕方なくメンテナンス本か、ネットで調べるしかありません。
やはり本の解説でも、バッテリーが怪しいようでした。
充電すればエンジンは起動する?
バッテリーが怪しいとしても、もっと情報がないと安心はできません。
ネットでもっと、いろいろ調べて見ました。
もしバッテリーの不具合なら、
充電さえすれば、エンジンはかかるだろうと見当をつけました。
しかし充電しようにも、家に充電器などあるはずもありません。
どう手当すれば、充電器を手にすることができるのでしょう?
それはさておき、バッテリーの充電とは別にもう一つの情報がありました。
その情報とは、押しがけという方法です。
セルが働かなくなったとき、クラッチを切ってバイクと一緒に走ります。
そして勢いのついたところで
バイクに飛び乗り、クラッチを繋ぎエンジンをかける。
といったものです。
これはシニアのわたしにとって、かなりハードルの高い方法です。
まず実現不可能な方法ですね。
やったとしても、最後に飛び乗ることが出来ず、
バイクだけ走り去ってしまいそうです。
あるいは私が下敷きになって、
身動きが、取れなくなってしまうのがせきのやまです。
それなら最初から、バイクに乗ったままならどうでしょう。
後ろから勢い良く、押してもらったらうまく行くかもしれませんね。
そのように思いつき、家人に手伝ってもらうことにしました。
車の往来のない道で、早速押しがけに挑戦。
クラッチを切ったまま思いきり押してもらう。
そしてクラッチを繋ぐ。
何度も繰り返しましたが、エンジンは一向に起動しません。
家人しても何度も走らされ、疲れてしまったのでしょう。
最後には怒って帰ってしまいました。
結局押しがけは、失敗に終わり元の黙阿弥です。
やはり充電しかないのか?
どこかで充電してもらえるか?
またはじめに戻り、ネットで検索することになりました。
また同時に、充電器についても調べてみることにしました。
充電器は意外にも・・・。
充電器って、どれくらいすると思います?
かなり高額な商品と、思ってはいませんか?
わたしもバッテリーはかなり高額な商品で
もし買って、バッテリーが原因でなかったらどうしようと考えてしまいました。
無駄な出費になってしまうのではと思ってしまったわけです。
そんなことで、二の足を踏んでいました。
ところが充電器は、意外にもリーズナブルな商品でした。
もちろん、それなりの充電器は高いのですが・・・、
実は1000円台でも、買えてしまう充電器もあるのですね。
これなら、だめでもともと、
買ってすぐに、壊れてしまってもかまわないと覚悟を決めました。
アマゾンで見つけた充電器をさっそく注文しました。
そして、翌日届いた充電器で一晩充電します。
翌日、恐る恐るエンジンを始動させると、
エンジンは低い音を響かせて一発で起動。
「やったーっ」大興奮してバンザイを叫びたくなりました。
まさかこんなリーズナブルな充電器が、
ここまで使えるとは、わたしにとってもコストパフォーマンスは最高。
なんともいえない喜びが、こみ上げてきまます。
あまりにも成功体験が乏しい私でしたが、
これは一つの成功体験、大きな自信にもなりました(笑)。
バッテリーの充電は大丈夫?
そんな経験の賜物か・・・、
今回はエンジンがかからなくても、少しも慌てることはありませんでした。
バッテリーの充電不足なら、充電器で充電していいだけですからね。
充分に充電した後、キーを差し込みエンジンスタートしましたがエンジンかかりません。
何度も何度も、くり返して起動スタート、
テスターで電圧を測ってみると、起動電圧に足りませんでした。
たしか充電したときは、充分に電圧はあったはずです。
理由はわかりませんが、
起動をくり返すうちにバッテリーは放電、それで電圧が下がってしまったのかもしれません。
もう一度充電しなおして、
再度起動すると、低い唸りとともにエンジンはかかりました。
バイクはホコリをかぶって、
眠らせておいては、バッテリーもあがってしまいます。
いざという時に、こんな結果になるのも当たり前かもしれませんね。
メンテナンスはともかくとして、バイクは乗ってあげないと臍を曲げてしまいます。
そしてバッテリーに、いたずらをしてしまうようです。
ちなみにわたしのバイクは、ホンダ VTR 250 です。