四国ツーリングのはずが、八十八箇所歩きお遍路に

「自由な時間手に入れたはずだったのに」

昨年の3月に仕事をやめ、やっと自由な時間を手に入れた
一年前に仕事をやめる決意をしたときは
本当に待ちどおしかった

もともと正規の定年の年?とうに過ぎていたのだから
いつやめても良かった訳だ

だが辞めた後の生活やら何やら考えて
なかなか踏ん切りがつかず
ダラダラと先延ばしにした生活を送っていた

ところが一年前、待遇もアルバイトに変わり
収入も思いの外少なくなった

それならもう辞めて好きなことでもして
これからの人生を楽しもう

そこからの一年は
もう辞めた後の生活を考える毎日

あれもこれもやりたいことは山のよう
楽しくて仕方がなかった

そして退職の日を迎えた
たしかに毎日楽しくて仕方がない

明日になったらこれをやろうあれをやろうと
嬉しくてまるで子供のように
いつまでも目が冴え寝付けない毎日だった

しかし一通りやりたいことも
やってしまうと

あれほど自由な時間を待ち望んできたのに
時間がありすぎて

思うようにやりたいことも出来なくなってしまった

まあ考えてみると
在職中は時間をやり繰りして
やりたいことをする

時間と反比例して楽しかったのだろう

毎日、無為な時間を過ごしていたが
やりたいことの一つに

四国にバイクでツーリングに行くという
そんな計画を立てていたことを思い出した

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「それではお遍路に行いくか」

時間は腐るほどある
要は自分が行く気になるだけ

そこから色々とネットで検索する毎日が
暫く家の外には出ないような
そんな自堕落な生活を送っていた

また計画倒れになってしまうのでは
そんな心配も多分にあった

いくつか四国の情報を集めていたとき
何か心に響く情報が目に飛び込んできした

それはお遍路
よく聞いたり見たりする情報でした

実態はほとんど知らず
テレビで見たドラマの中での知識くらい

だがその時見たドラマには結構共感できるものがあり
改めて興味の対象となりました

お遍路に行くにはどうすればいいのか
今はネットで検索しさえすればいくらでも情報は得られる

当初バイクでツーリングを考えていたのだから
いっそバイクでお遍路に行くか

バイクの情報もそれなりにある
後はバスツアーもある
そのときにはもう行く気は満々でした

そして出した結論は
歩き遍路
かなり敷居の高い選択でしたでした

「退職して初めて味わえた充足感」

お遍路に出る時期は晩秋
何故かネット情報に踊らされて

お遍路さんの比較的少なくなる時期
晩秋を選びました

お遍路さんはただ札所を参拝するわけではありません
経典を読誦し納経所にて
墨書朱印を頂いて次の札所へと向かう

つまり歩いて遍路を繰り返すので
一つの札所に滞在する時間は限られます

お遍路の最盛期
気候の良い春や秋はお遍路さんで
ごった返しているのではと、いらぬ心配をしたわけです

9月の終わりに出発した私は
夜行バスで徳島駅に降りたち
お遍路の旅は始まりました

その後はネットの情報通りに
足の肉刺に苦しめられ

晩秋とはいえまだ暑さの残る
アスファルトの道の照り返し
ほとんど風が通らない山道

頭の中で想像していたお遍路さんとはかけ離れた
修行のような体験でした

私は一度用事にため帰宅はしましたが
都合四十数日に渡り歩きつづけました

88番、最後の札所に到達したときは
体は疲労困憊、ボロボロでした

しかし心はだいぶ軽くなっていました
途中であったお遍路さんや

お接待で受けた地元の人の真心は
今でも思い出すと心の中が熱くなります


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