薬王寺から鯖大師まで。歩き遍路に行ってみませんか(1)。

9月の徳島一国歩き遍路に続き、11月から残りの札所めぐりを再開しました。
歩き遍路を続けて実際に気がついたこと、困ったことなど。
自分の備忘録として記事にしてみようと思いました。
個人的な見解ばかりですので、もし参考になることがあれば幸いです。
一回目は徳島最後の札所から高知に向かって歩き始めたところからです。

今回の行程は薬王寺から鯖大師まで

平成29年11月10日早朝、徳島駅前のバスターミナルにつきました。
前夜22時ころ渋谷マークシティから乗車して来たが、ほとんど睡眠が取れませんでした。
今回は席も吟味してとっていたので、充分睡眠は取れると思っていたのですが。

とくに車内の環境が悪かったわけではありませんでした。
前回来た時のほうが環境は悪かったが、睡眠は取れました。
今回は最後の札所まで通し打ちということで、緊張していたせいかも知れません。

朝食とトイレを済まし列車に乗車。
徳島駅から乗車した時は座席にもまだ余裕がありました。
発車してから各駅に停車するたびに通学の高校生が乗り込んでくる。
座席はすぐに埋まってしまい結構な混雑です。

郊外に向けて走っていくのだから車内は空いていくものと考えていました。
しかし車内は一向に混雑から解消されません。
通学の高校生は入れ代わり立ち代わり乗車してきます。

学校は都市部に集中してあると考えがちだが、そうではないようでした。
そんなことを漠然と考えているうちに目的の日和佐駅に到着しました。
流石にここまで来ると車内もすいていました。

列車を見送り改札を出て待合室に行く。
ここでお遍路の身なりに着替えました。
身なりを整えると、あらためて歩き遍路に来たと実感しました。

香川の最後の札所まで何日かかるのか今回は全く無計画です。
アクシデントに会い、途中で引き返すことも考えられます。

前回来た時は宿の予約をだいぶ先までして失敗しました。
今回は今日の宿だけ予約してあります。
明日の宿は今日夕方に決めることにしました。

歩き遍路は宿の予約が気になると思いますが、前日で充分宿はとれます。
当日でも朝方電話すれば大丈夫だと思います。

実際途中であったお遍路さんは昼前に電話をして予約をしていました。
でも少し余裕がなさそうに感じました。
遅くとも朝には予約を入れておいたほうが安心です。

ところで日和佐駅の改札で九州から来たお遍路さんにあいました。
話を聞くと徳島一国のお遍路で帰宅するそうです。
またここからいつかスタートすると言っていました。

私と同じような人はいるものだと実感させられました。
私の場合は薬王寺に行って再開の報告を済ましまた歩き始めます。

冬に向かい装備も変わった

薬王寺は二ヶ月ぶりくらいになりますが季節の移り変わりを感じました。
前回来た時は、残暑がかなり厳しかったように感じました。

今回はまだ蒸し暑い日もありますが晩秋です。
歩き遍路にとっては気持ちの良い季節になりました。
もっともこれから冬に向かって歩くので、こんな爽やかな気分はつかの間のことでしょう。

薬王寺でお遍路再開の報告を済ませて9時ころに出発です。
いよいよ歩き遍路の旅が再開しました。

今回は夏のお遍路とは違い少し装備も変わりました。
これが通し打で歩いていたら、装備を準備する時にかなり迷ったに違いありません。

今回の装備は夏の装備とはかなり違っています。
もし通して歩いていたらかなりの装備になっていました。
かなりの重量で歩くことも、ままならなかったかも知れません。

トレッキングパンツにしても夏冬二本必要です。
当然防寒具も必要なので秋の間余計な荷物を担いでいることになります。

もっともこれは時期を考えれば解決することではありますが。

あまり人の歩いていない時期を考えると、余計な装備も必要になります。
私は続けて二度目を歩けたので、前回の経験からいろいろ学びました。

極力いらないものは持っていかない。
現地で調達できるものはこまめに調達する。

しかしいくら最低限度のものとはいえ、命に関わるものだけは揃えておきましょう。
遍路道は国道のような道ばかりではありません。

当然山道を歩くことになります。
遍路道は登山コースとは違いほとんど人と行き交うことはありません。

そのための装備は最低限整えておいたほうが良いと思います。
私はいざというときのために、ヘッドランプやアルミの防寒シートなどを詰めていました。

防犯上あまり大金は持ち歩きたくありません。
どこでもそうですが郵便局は至る所にあります。

ゆうちょ銀行のキャッシュカードを作り、こまめに現金を引き出したほうが安全だと思います。
ゆうちょ銀行に口座がないのでしたら作ることをオススメします。

土佐街道を歩いて

朝9時国道55号線、通称土佐街道を高知方面に向かい歩き出しました。
これから何日もこの国道を歩いていくことになります。

まだこの辺りは紅葉がはじまっていません。
紅葉が見られるのはどのあたりか想像して歩くのも楽しいものです。

歩いているとトンネルも増えたように感じました。
トンネルと行っても歩道があるので一応は安心です。
しかし長いトンネルが多く、トンネル内にいると少し不安になります。

車がトンネル内に入ってくるとかなり大きな音がします。
歩道があるとはいえやはり不安は拭い去れません。

私は交通安全を意識して蛍光色のワッペンをザックにぺたぺた貼っています。
少しでも目立つようにしていました。
蛍光色のワッペンは100均で買ったものです。

暫く歩いていくと前方に車が停車していて私を待っているようでした。
近づいていくと中年の男性が待っていてお接待してくれました。
今回初めてのお接待でした。

後から宿であったお遍路さんももこの男性からお接待を受けたと言っていました。
わざわざお接待をするために車を停めていたのでしょう。

しばらく歩いているうちに空腹を覚えました。
早朝おにぎりを食べただけでした。

国道の下の河原に降り、お接待でもらったみかんと持参したソイジョイを二本食べました。
考えてみたら途中昼食を取れるような店はありませんでした。
携帯食を持ってきて正解でした。

持ってこなければ、空腹のまま食堂などを探して歩き続けるほかありませんでした。
昼食後も国道55号線を歩き続けていきました。
相変わらず蒸し暑く途中何度も自販機で水分補給です。

そのうち前方に、女性のお遍路さんが見え隠れし始めました。
日和佐駅で会わなかったので、徳島から通しで歩いてきたお遍路さんなのでしょう。
結局追いつくことはありませんでした。

鯖江駅の手前でガードをくぐり、少し歩いていくと鯖大師が見えてきました。
思っていた以上に立派なお寺でした。
鯖大師は88札所とは別格の霊場です。
お遍路を再開して初めて納経しました。

ここで徳島から歩いてきたお遍路さんたちと合流しました。
先程前を歩いていた女性のお遍路さんと、水戸から来た男性と大阪の男性の二名。
この後も行き先でたびたび出会うことになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。
今回は歩き遍路再開第一日目の記録だけご紹介いたしました。
これから先の記録も記憶が鮮明なうちにご紹介いたしますので読んでいただけたら幸いです。

続きは
鯖大師を出発いよいよ明日は最御崎寺。

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